望み

丹頂という名の 望む彼方へ翔ける鳥 頂きへと舞い上がる 強い揚力が要るのなら 悠々広げた翼に満ちる 一片の羽根になりましょう 全ての想いの集合体が 一羽の巨大な鳥となり 氷上の天を覆うとき 槍は光に導かれ 砦を一閃に刺すでしょう 喜び満ちて羽奮わせて 望む未来へただひたすらに 寄り添い翔けて行くので…
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原石

はじめそれは 掘り出したばかりの原石だった 熱く覆った外殻に 何者であるかということも 何を成す者なのかということも 隠れるように包まれたままの 時折厚い殻を透かして 強く光を放射する 煌めく核は清廉のブルー 縁取るは情熱のオレンジ かつてこの掌にあり 眺めることのできたもの 今は空に輝く星のように …
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琴線

心の中の竪琴が ぽろんと節を奏でる夜は 誰かの想いが鳴いてます 心の震えはさざ波で 遠く離れた北の空まで 澄んだ夜気を伝わって わたしの心に響くから 目を瞑りこころを清ませて あなたの想いを探します 小さな震えは両手に包み 生まれるばかりの雛にするよう やさしく静かに温めて その手をゆっくり開けた…
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月夜の子守歌

白銀に光る 月は鏡 覗いてみれば 見えるでしょう 遠い彼の地に 輝く黄金 光の人が そこにいる おやすみなさい ゆっくりと 安息の毛布はいかがでしょう 明かりを消して 瞳を閉じて 闇夜の底へ ゆらゆら ゆらと 義務も 権利も  意志や 意地さえ 全てを現世に残したままに おやすみなさい ゆっくりと …
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